ミミズの飼育容器
深いのと浅いのどっちがいい?
基本的には浅い方。深さが重要というよりも、表面積の広いことが大切です。シマミミズは地面の表面に集まる習性がありますので、交尾するパートナーと出会いやすくなります。床土が10㎝~15㎝あれば十分な深さですよ。
液肥の穴は必要ですか?
なくても大丈夫です。ミミズの体液(おしっこ)によって容器がビシャビシャになることはありません。定期的に新聞紙や段ボールを入れてあげれば特に穴は必要ないです。
液肥を使いたいのですが…
どうしても液肥が欲しい方は容器に穴をあけてOK!容器の構造上、水が溜まりやすいところに穴を開けましょう。個人的には室内容器で穴を開けることはおすすめしていないので、液肥目的の方は屋外でバスタブ飼育をご検討ください。
ミミズの床材
おすすめは?
ミミズを増やすことにおいては、発酵牛ふんがおすすめです。牛ふんに抵抗がある方はココナツ繊維など100均で手に入るモノで挑戦するといいですよ。
お金をかけたくないのですが…
そうですよね。でしたら段ボールや新聞紙を湿らせて床材に使用しましょう。ミミズは微生物と共生して暮らすので、落ち葉や庭の土入れてあげるとよりよいです。手作り腐葉土もおすすめです。
ミミズのエサ
どのくらい生ごみを食べるの?
シマミミズ1匹は1日0.2gほど食事をします。1000匹のシマミミズで200g。私たちは1日に200gほどの生ごみを出すそうなので、ご参考にどうぞ。
何を食べますか?
基本的には金属やプラスチック以外は何でも食べてしまいます。生ごみはもちろん、ホコリや紙類、人間の髪の毛も分解できます。色々と実験できるのもミミズコンポストのいいところですね。
好きな食べものは?
シマミミズの好きな食べ物は、果物の皮や野菜のくず。特に果物は甘いものが大好きです。スイカなど水分の多いものは、あっという間に分解しますので観察にもおすすめですよ。
苦手な食べものは?
玉ねぎ・にんにくなどを含むネギ類、唐辛子など刺激のあるもの、柑橘の皮は苦手です。ミミズの体は粘膜で覆われているので、刺激を感じやすいものは避けましょう。柑橘の皮に含まれる成分は除草剤などの原料になるリモネンが含まれるため、苦手なようです。
肉や魚は入れていいの?
入れても大丈夫ですが、管理やにおい対策が難しいといわれています。虫が湧く可能性もあるので初心者にはおすすめできません。ミミズコンポストに慣れてきたら、少量ずつ試してみましょう。
ミミズの堆肥
どんな栄養があるの?
ミミズの得意分野はちっ素です!堆肥や液肥に含まれるちっ素は、植物の葉や茎の成長に役立ちます。ミミズ自身も死んでしまったら、土に還り肥料となります。さすがチッソ虫。
どのくらいの頻度で収穫できますか?
容器やミミズの量によりますが3~6か月に1回は収穫しましょう。ミミズの堆肥は栄養がありますが、多すぎるのミミズには不快なことも。私は8㎜のふるいにかけて定期的に収穫していますよ。
ミミズの生体
庭や畑のミミズでコンポストはできますか?
基本的にはできません。一般的に庭や畑の中にいるミミズはドバミミズ(フトミミズ)なので、食性の違いからミミズコンポストには適しません。シマミミズを購入するか捕まえましょう。畑の堆肥場や残渣置き場にはいるかもしれませんね。
ミミズはどうやって増える?
ミミズは卵で増えます。ミミズは体を切っても増えないので、ご注意ください。
その他ミミズコンポストの質問
飼育に最適な温度は?
15℃~22℃くらいでしょうか。夏は涼しく、冬は暖かくする必要がありますね。ほとんどのミミズは35℃を超えると死んでいます。またミミズの体は水分なので0℃を下回ると凍って死んでしまします。
シマミミズはどこで買えますか?
実店舗ですと釣具店で購入できます。今はオンラインでも購入できるところが増えましたね。まとめ記事もあるのでご覧ください。

新潟ミミズ情報局でもシマミミズを販売しています。