ミミズコンポストはかき混ぜる?かき混ぜない?

知識

みなさん、こんにちはー!

今回はシンプルな話題で、ミミズコンポストをかき混ぜるべきかかき混ぜないべきかについて話していきます。

ミミズコンポストについて調べていると

コンポストは

混ぜた方がいい!

混ぜない方がいい!

混ぜなくてもいい!

混ぜても別にいい!

などなど色々な情報が出てきませんか?ネットだけじゃなく、本を読んでいても同じ印象です。

とにかく、人によって言ってることが違うんですよね。

私は色んなタイプのコンポスターで実験したり、様々な本を読んできたのでなんとなーく筆者が言ってることがわかるようになってきました。

ということで、本日は

ミミズコンポストは混ぜるべきか?混ぜないべきか?シンプルにまとめていきたいと思います。

結論

結論からズバリ!

ミミズコンポストは定期的にかき混ぜた方がいいです!

 

厳密に言うと
かき混ぜるべきか、かき混ぜないべきかは時と場合によるんですが。笑

個人的には定期的にかき混ぜた方がよいと思います。もちろん例外もありますよ!

では、なぜかき混ぜた方がいいのか?しっかりと理由も説明していきます。

ミミズコンポストは定期的にかき混ぜよ!

理由①:ミミズには酸素が必要

コレはそのまま。ミミズも生き物ですので、活動するには酸素が必要です。コンポスト内は土と水と有機物(生ゴミ)とが混ざった状態で、空気が勝手に入れ替わるということはまずありません。

なので、ミミズやその他の生き物のためにも酸素を供給してあげましょう。

凝ってる人はメダカのポンプを使用して、土中に空気を送ったりするそうです!

理由②:水分の偏りを防ぐ

コレも大事ですね。
ほとんどのコンポスターは下部に水が溜まりやすくなっていると思います。

物理的に重力で下の方に水が落ちてきますし、意外と排水穴の位置と水が溜まる位置がズレてたりすることもあるので。

土の上と下を入れ替えるようなイメージで混ぜてあげると、水分の偏りもなくなると思います。

あまりにも水分が多いときは、新聞紙を入れて調整してあげてください。

理由③:嫌気的発酵になってしまう

上記2つの悪い状況が重なると、コンポスト内は嫌気的な発酵になってしまいます。

嫌気的発酵とは、酸素を伴わない発酵のことです。特徴としては、メタンガスやアンモニアが多く発生して腐敗臭がする・・・といった感じでしょうか。

ミミズが有機物を分解しても、メタンガスやアンモニアは出るのですがちょっとバランスが異なります。

ちなみにミミズはアンモニア臭が大嫌い。なのでコンポスト内で腐敗環境が進むと脱走したり、死んでしまったりもします。

かき混ぜのポイント

上記3つの理由を踏まえると、かき混ぜ方もわかってくるのではないでしょうか?

ホットケーキを作るときみたいに、ぐっちゃぐちゃに攪拌するのではなく。笑

ゆっくりと空気を入れるように、水分のバランスを保つようにと意識してやってみてください。

余談:そもそも、なぜ意見が分かれるのか?

ココ大事ですね。
そもそもなぜコンポスト内かき混ぜ問題で意見が分かれるかと言うと、

色んな種類のコンポスターが存在する

ミミズのおしっこ(液肥)に対する考え方の違い

このふたつに集約されるような気がします。

世の中にはたくさんのミミズコンポストがあって、形状もエサの与え方も、堆肥の収穫の仕方も全く違います。

ということは、そのコンポスターに適した利便性の高い処理がそれぞれの場面で存在するわけです。

いわゆるフロースルー型などはかき混ぜなど言語道断ですし、混ぜる術もないと思います。笑

参考までに!
http://blog.mimizu-project.com/2007/09/diy2.html?m=1

ということは、例外がある!

そうそう。例外があるんです。さっきも言ったように、色んな種類があるんだから当たり前ですね!

具体的には、構造上かき混ぜるのが困難な容器はかき混ぜる必要はありません。と言うか、混ぜられないんだから混ぜなくてもよくない?ってことです。笑

また、排水性がよく通気性もよい容器であればかき混ぜる必要はありません。そんな容器だったら、かき混ぜるメリットがないですからね。

かき混ぜることによって、少なからずミミズを傷つけたりするというデメリットもあるので、総じてやらない方がよいでしょう。

まとめ

いつものごとく、気づいたらたくさん書いてました・・・。すみません。笑

今回は、ミミズコンポストのかき混ぜについてお話ししました。みなさんも参考に、ミミズの育て方を工夫してみてください。

では最後までお読みいただき、ありがとうございます。よかったら、動画もご覧ください。

コメント

  1. 桧山 より:

    こんばんは。
    混ぜないのが原因で、シマミミズが死ぬことはありますか?

    今日、蓋付きの容器の蓋に穴開けて飼育しているミミズちゃん達が
    全滅してしまいました^^;

    土の中の溶存酸素がミミズに消費されることでなくなりますが、
    手で混ぜたり、雨ざらしにしたりすることで土の中の酸素が復活するという認識であっていますでしょうか?

    • 乙川匡 乙川匡 より:

      混ぜないのが原因でシマミミズが死ぬことはほとんどないと思いますよー!1年くらい放置していたら、食べものもなく個体はほぼいなくなるかもしれませんが…

      基本的には密閉でもないので、風も通ると思いますし、そのままでも窒息などは起きないと思います!

      先日、うちも水没しましたが容器から脱走する個体と水の中で生きてる個体とに別れますね〜!

      私は混ぜることによって物理的に空気が入りミミズが呼吸しやすくなるという認識(というか感覚?)でおります!

      あと、土の肌触りもよくなるんですよね♪

  2. 桧山 より:

    そうなんですね、勉強になりますφ(゚д゚)

    うちは蓋付きで育ててるのだけ
    少し調子が悪い気がして、気になって質問してみました。

    先日屋外の水没したコンポストは、脱走の様子もなく
    超元気でピンピンしております(^O^)/

    以前ご教授いただいた通り、今後は排水能力をあげてやってみようがかなと思います。

    豪雨がきても新しい牛糞で排水がしっかりできていれば、土の中に酸素が供給されるので
    ミミズにとっては好条件なのかもしれません。

    • 乙川匡 乙川匡 より:

      環境にもよるのでなんとも言えないのですが、私は蓋なしがおすすめですね!

      とりあえず順調そうで何よりです♪

      牛ふん堆肥なども若ければあまり保水しませんし、まさにおっしゃる通りですね!

      じっくり頑張りましょう♪

  3. 桧山 より:

    ご回答ありがとうございました。

    今後もブログや動画を参考にし、勉強させていただきますm(__)m