みなさん、こんにちは!
おとさんです。
今回はミミズはバナナが大好きというテーマでお話ししていきますね。
ミミズコンポストを始めると、誰もが一度はぶつかる疑問。
- ミミズって本当にバナナが好きなの?
- 皮はそのまま入れていいの?
- 冷凍したほうがいいって聞いたけど本当?
- どのくらいの量をあげたらいいんだろう?
- 他のフルーツと何が違うの?
こんなことを思っていませんか?
私もミミズコンポストを始めた頃は、毎日のように「これあげていいのかなー?」と検索していました。
ということで今回はミミズの大好物バナナの皮を使った、餌やりの手順とコツをまるごと解説していきますね♪

ミミズはバナナが本当に好きなのか?実際にあげてみた
まずは結論から。シマミミズはバナナの皮が大好物です。
我が家のコンポストでも、バナナの皮を入れるとミミズたちが集まってきて、数日〜1週間ほどでほとんど分解してくれます。
バナナの皮をあげたらどうなるか
冷凍したバナナの皮をコンポストの表層に置いてみると、最初の1〜2日はそのままの姿で残っています。
でも3日ほど経つと、皮の縁からじんわり柔らかくなって、ミミズたちが皮の下にもぐり込んで食べ始めるんです。皮をめくると、下にミミズがびっしり集まっている光景が見られることもあって、これがバナナ好きの証拠ですね。
1週間後には皮の繊維だけがうっすら残るくらいまで分解されていて、2週間も経つとほとんど跡形もなくなります。生ごみがふかふかの土に変わっていくこの過程は、何度見ても飽きませんよ♪
逆にミミズが嫌いな食べものはこちらの記事でまとめています。柑橘類やネギ類など、入れてはいけないものもあるので、はじめての方は先にチェックしてみてくださいね♪

ミミズがバナナを好む3つの理由
ミミズがバナナの皮を好む理由は、大きく3つあります。
- やわらかい:もともと果物の皮なので、繊維がやわらかく崩れやすい
- 水分が多い:ミミズは皮膚呼吸なので、湿った食べ物が好き
- 甘みがある:糖分を含んでいて、微生物も繁殖しやすい
ミミズは人間のように歯がありませんから、やわらかくて水分を含んだものがやっぱり食べやすいんですね。
バナナの皮は3つの条件を全部満たしている、まさにミミズにとってのご馳走です♪
皮と実、どちらがおすすめか
よく聞かれるのが「バナナの実の部分はあげていいの?」という質問です。
結論からいうと実の部分も食べられますが、コンポストにはおすすめしません。
実の部分は糖分と水分がとても多いので、コンポスト内で発酵しすぎてアルコール臭や酸っぱい匂いが出やすくなるんです。コバエなどの小さな虫が寄ってきやすいのも実の部分。
なので、バナナを使うときは皮の部分だけをコンポストへ、実の部分は私たちがおいしくいただくのが定番のパターンです♪
バナナの与え方・5ステップ
ここからは具体的な与え方の手順をお見せしていきますね。
ミミズコンポストをこれから始める方はこちらの始め方ガイドもどうぞ。容器の準備から床材の作り方まで、ゼロから順番に説明しています。

ステップ1:バナナの皮を用意する
まずはバナナを食べ終わったあとの皮を用意します。
量の目安は週に1〜2枚くらい。我が家ではだいたい3日に1本のペースで朝食にバナナを食べているので、皮はその都度ストックしています。
ハサミも一緒に用意しておくと、次のステップがスムーズですよ♪

ステップ2:ビニール袋に入れて細かく切る
次に、バナナの皮をビニール袋に入れて細かくカットします。
ビニール袋に入れたままハサミを入れると、皮の切れ端が飛び散らず、手も汚れないのでおすすめです。繊維を断ち切るように、横方向にチョキチョキと刻んでいくのがポイント。
繊維を断ち切ってあげると、ミミズが食べやすくなって分解速度がぐんと上がるんです♪

ちなみにバナナの軸の部分は、細かく切らずにそのまま残しておきます。

硬い繊維も、ゆくゆくはコンポストの中でゆっくりほぐれていくので問題ありません。卵が孵化する場としても優秀なんですよ。
ステップ3:一度冷凍する
細かく切ったバナナの皮は、そのまま冷凍庫へ。
私は特に平らにしたりせず、ビニール袋に入れたまま塊で凍らせています。

冷凍する理由は、細胞壁を壊して食べやすくするため。一度凍らせると、解凍したときに細胞膜が破れて中の水分や栄養が外に出やすくなるんです。
1日もしたらカチンコチンですよ!

ステップ4:凍ったままコンポストに投入
餌として与えるときはそのまま、凍った状態でOKです。
解凍してから入れるほうが食べやすいのでは?と思われがちですが、凍ったまま入れたほうがコンポストの中でゆっくり解凍されて、ミミズが集まりやすくなります。

ばらしてもいいですし、塊のまま入れても大丈夫。夏は凍ったバナナがコンポスト内の温度を下げる役割も果たしてくれますから一石二鳥なんですよね♪
冬は少し崩してあげると、ミミズたちが食べやすくなります。
ステップ5:分解の進み具合を観察する
投入したあとは、数日〜1週間くらいかけて分解されていく様子を観察してみてください。
うちのコンポストの場合、季節にもよりますが夏場は3〜4日、冬場は1〜2週間ほどで皮が見えなくなります。
分解が遅いなと感じたら、皮のカットがもう少し細かいほうがいいか、冷凍の工程を挟めているか、コンポスト内のミミズの数が足りているか、このあたりを見直してみるといいですよ♪
バナナを与えるときのコツ3選
ここからは、私が3年以上ミミズコンポストを続けてきて見つけた分解スピードを上げるコツを3つご紹介します。
細かく切る
これが一番大事です。
ミミズには歯がないので、繊維のかたまりをガブッと食べることができません。表面積を増やしてあげると、微生物による発酵も進みやすくなって、ミミズが食べやすい状態になります。
目安は1〜2cm四方くらい。ビニール袋に入れたままハサミでチョキチョキしてあげれば、3分もかかりませんよ♪
冷凍する
2つめのコツは冷凍です。
冷凍することのメリットは2つあって、
- 細胞壁が壊れて分解が早まる
- コバエなどの虫の卵を死滅させられる
特に2つめが意外と大事。バナナの皮にはコバエの卵が付着していることがあって、そのままコンポストに入れると虫が湧く原因になるんです。
冷凍庫で1〜2日凍らせれば、卵は死滅します。虫対策としても冷凍は超優秀なんですよね♪
茹でるのもアリ
冷凍庫がいっぱいで凍らせる余裕がない、というときは茹でるのも一つの手です。
熱を加えることでも細胞壁は壊れますし、虫の卵も死滅します。バナナの皮を熱湯にサッとくぐらせるだけでもOK。
ただ、私の感覚では冷凍のほうが楽だし手間も少ないですね。バナナの皮を茹でるのって、なんだか抵抗もありますし。冷凍が基本、茹でるのは緊急用、というイメージでいいと思います。
バナナと他のフルーツ・食材との違い
「バナナがいいなら、りんごやみかんはどう?」とよく聞かれるので、他の食材との比較もしておきますね。
りんご・梨など他のフルーツと比べてどうか
りんごや梨も、ミミズは食べてくれます。
ただバナナと比べると、皮が少し硬めなので細かく切ってから入れる必要がありますね。皮の表面にワックスや農薬が残っていることもあるので、気になる方は流水で洗ってから使いましょう。
果物の皮系では、バナナがダントツで分解しやすい食材だと感じています♪
柑橘類(みかん・レモン)はなぜ与えてはいけないか
逆に絶対に避けたいのが柑橘類の皮です。
みかん、レモン、オレンジ、グレープフルーツなど、柑橘類の皮にはリモネンという成分が含まれています。
リモネンは除草剤の原料にもなる物質で、最悪の場合ミミズが死んでしまうこともあるんです。私もミミズコンポストを始めたばかりの頃に、知らずにみかんの皮を入れて失敗した経験があります。
柑橘系は香りがよくて爽やかですが、コンポストには絶対に入れないようにしてくださいね。
バナナの実の部分はあげていいのか
先ほども少し触れましたが、バナナの実の部分は食べられるけれど、推奨しないというのが私の答えです。
実の部分は水分と糖分が多すぎて、コンポスト内で発酵しすぎる原因に。アルコール臭や酸っぱい匂いが出てきたら危険サインです。
実は私たちがおいしくいただいて、皮だけをミミズに、というのが一番のバランスですね♪
| 食材 | やわらかさ | 水分 | ミミズへの適性 |
| バナナの皮 | ◎ | ◎ | ◎ おすすめ |
| りんご・梨 | ◯ | ◯ | ◯ 細かく切って |
| みかん・レモン(柑橘) | ◯ | ◯ | × 与えない |
| パイナップル | △ | ◎ | △ 少量で様子見 |
| 一般的な生ごみ | △ | △ | ◯ 基本の餌 |
ミミズが1日にどのくらい食べるかはこちらの記事で検証しています。コンポストの規模感を決めるときの参考にしてみてくださいね♪

バナナを与えるときの注意点4選
最後に、バナナをミミズに与えるときの注意点を4つご紹介しますね。
与えすぎない
ミミズの大好物だからといって、バナナばかりあげすぎないようにしましょう。
1日の餌の量は、ミミズの体重の半分くらいが目安。バナナの皮ばかりだと栄養が偏りますし、コンポスト内で発酵しすぎて発酵熱や臭いの原因になることもあります。
特に夏場は要注意で、コンポストの中の温度が35℃を超えるとミミズが弱り始めます。糖分の多いバナナを大量に入れると発酵熱で簡単に温度が上がってしまうので、夏は少なめ・凍ったままドサッとが鉄則です。
我が家では、バナナの皮は他の生ごみと一緒にミックスして与えています。週に1〜2枚ペースで十分ですね♪
シールやテープをはがしてから与える
意外と忘れがちなのが、バナナに貼られているシールやテープです。
私たちが食べるときには気にせず剥がしますが、コンポストに入れる前にもう一度確認しておきましょう。シールはほとんどが紙ではなく合成樹脂のフィルムでできているので、コンポスト内に残り続けてしまいます。
ちょっとした手間ですが、ミミズたちのためにも、コンポストをきれいに保つためにも忘れずに♪
農薬・防カビ剤が気になる場合は流水で洗ってから
輸入バナナの場合、防カビ剤やワックスが皮の表面に残っていることがあります。
スーパーで売られている一般的なバナナは、ほとんどがフィリピンやエクアドル産の輸入品。長距離輸送のためにポストハーベスト農薬が使われていることが多いです。
気になる方は、皮を切る前に流水でサッと洗ってから使うと安心です。有機栽培のバナナを選ぶのも一つの方法ですね♪
カビが出たら取り除く
コンポストの中で、稀にバナナの皮にカビが生えることがあります。
少しの白カビなら問題ありませんが、緑や黒の濃いカビが広がっているようなら、その部分だけ取り除いてあげましょう。
ミミズはカビが生えた食べ物も食べてくれますが、ミミズ自身が弱っているときには毒になることも。コンポストの様子を観察しながら、バランスを見て調整していくのが大事です。
よくある質問
最後に、バナナの餌やりについてよく聞かれる質問をまとめておきますね。
バナナは毎日あげていいですか?
毎日でなくても大丈夫です。
ミミズの数や容器の大きさにもよりますが、週に1〜2枚ペースで十分。バナナだけだと栄養が偏るので、他の生ごみと組み合わせながら与えるのがおすすめです。
毎日たくさんあげればミミズが喜んでくれる気がしますが、実は逆効果。食べきれない量を入れると、コンポスト内で発酵して臭いの原因になるんですよね。少なめにあげて、足りないかなと思ったら追加する、くらいのリズムが続けやすいですよ♪
バナナを与えると虫がわきませんか?
冷凍してから与えれば、ほぼ防げます。
コバエの卵はバナナの皮に付着していることが多いので、冷凍庫で1〜2日凍らせれば死滅してくれます。冷凍は虫対策の最強の武器なんですよ。
それでも夏場はどうしても虫が寄りやすい季節。バナナを入れたあとは、コンポストの表面を床材や新聞紙で軽く覆ってあげると、コバエが卵を産み付けにくくなります。冷凍と表面の被覆、この2つを組み合わせるとほぼ完璧な虫対策になりますね♪
バナナの皮以外にも冷凍したほうがいい食材はありますか?
基本的には、どんな生ごみも冷凍してから与えるのが理想です。
特に夏場は虫がわきやすいので、冷凍の一手間でコンポストがぐっと快適に。葉物野菜、果物の皮、野菜のくず、どれも冷凍してから入れると分解スピードが上がります。
冷凍庫にスペースを作るのが大変、という方はジップロックを1袋専用にするのがおすすめ。生ごみが出たら都度ジップロックに足していって、いっぱいになったらコンポストへ、というサイクルがラクですよ♪
ミミズが減ってしまった場合、バナナのせいですか?
バナナの皮が原因でミミズが減ることは、ほとんどありません。
ミミズが減る原因の多くは、水分過多・温度・酸欠・餌の与えすぎのどれかです。バナナを冷凍せずに大量に入れて発酵熱が出てしまった、というケースはあるかもしれませんが、適量を守れば全く問題ありません。
もしバナナを与えたあとにミミズが弱っているように見えたら、まずはコンポストの水分・温度・匂いを確認してみてください。匂いがアルコール臭や酸っぱい匂いなら発酵しすぎのサイン。床材を足して水分を吸わせてあげると、コンポストが落ち着きを取り戻しますよ♪
まとめ
今回はミミズはバナナが大好きというテーマで、与え方の手順とコツをまるごとお話ししてきました。
ポイントをおさらいすると、
- シマミミズはバナナの皮が大好物
- 皮を細かく切ってビニール袋に入れ、一度冷凍してから与える
- 分解スピードを上げるコツは細かく切る・冷凍する・茹でるの3つ
- 柑橘類は絶対NG、リモネン成分でミミズが死ぬことも
- 与えすぎない、シールを剥がす、農薬対策、カビに注意
バナナの皮はやわらかい・水分が多い・甘みがあるの三拍子そろった、ミミズコンポストの定番中の定番です。
毎朝バナナを食べているご家庭なら、皮はもうごみじゃなくてミミズへのご馳走。冷凍ストックを習慣にしておくと、ミミズコンポストがぐっと楽しくなりますよ♪
新潟ミミズ情報局でもシマミミズを販売しています。コンポストをこれから始めてみたい方、ミミズが減ってしまって追加したい方は、ぜひ販売ページをご覧くださいね。

参考
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